文化財に指定されている、「橘の間」、 「長者の間」、「天保の間」。 そして、 近代的な造りながら、和の風情に溢れ る、「竹取」、「山荘」、「絹屋」の棟々。 さらに、個性ある野天風呂、大浴場など の、館内の見取り図を、こちらで御覧い ただくことができます。
和の風情が漂う、障子の引き戸をくぐ ると、そこは遥か昔の日本に引き戻さ れたかの様な風景。訪れた来客を、 最初に出迎えてくれるのは、土造りの 庄屋土間。そして磨き上げられた、見 事な大黒柱。どこか懐かしくて、暖か い空気を感じることができる玄関です。
江戸時代に作られた、独特の様式であ る、「海鼠壁」の蔵々。その様式美を眺 めながら、ゆっくりと蔵みちを散策する。 館内の中心に位置する、緑艶やかな、 坪庭を、観賞しながら静寂に浸る。 時折、聞こえてくる、鹿おどしの音だけ が、過ぎてゆく時間の移ろいを感じさせ てくれます。
かつての戦国時代には、「武田信玄」、 「武田勝頼」の重臣として。江戸時代 は南伊豆一帯の大庄屋として。明治 から昭和の初めには、製糸業で、 世界に名だたる、「シルク王」として 栄枯盛衰を極めました。依田一族の 物語や、ゆかりの品々を、 史料館に、 展示いたしております。
築200年を経た、「味噌蔵」を改装い たしまして、「バーラウンジ」としました。 和風レトロの、雰囲気漂う室内では、 特産物を使用した果実酒なども、お試 しいただけます。看板の「味噌蔵」の文 字に灯が燈ったら、ぜひ足をお運びくだ さい。また朝には、「コーヒーラウンジ」 となります。
「竹取の棟」、「茶屋」の正面に位置する 庭園の池には、夏になるとたくさんの蛍 が、美しく舞う姿を見ることができます。 この蛍は、自然繁殖ですが、当宿が、清 流で、大切に育てました、蛍たちです。 自然界でも、見ることが少なくなってしま った、蛍たちの美しさを、もう一度見直し て、観賞して頂けたらと思います。
築300年を誇ります依田之庄には、 和の風情溢れる見所が、数多くござい ます。 四季折々、訪れて頂く度に、違っ た表情を、感じていただけますように、 その他の館内の風景を、ご紹介させて いただきます。